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2022 年度 実績報告書

知的障害児者のためのスポーツライフ・リテラシー育成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K11559
研究機関順天堂大学

研究代表者

飯嶋 正博  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (20202814)

研究分担者 渡邉 貴裕  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (00621731)
川田 裕次郎  順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 准教授 (40623921)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード軽度知的障害児者 / スポーツライフ・リテラシー / プログラム開発 / 運動継続意志 / 体格・運動能力 / 運動部活動 / 生活習慣病予防 / 社会保障費軽減
研究実績の概要

令和4年度は、前年度に引き続き、「軽度知的障害児者の運動継続意志の関連要因の把握」について研究を進めた。前年度において運動部等に所属している生徒や1週間の総運動時間が70分(1日平均10分)以上の生徒は卒業後の運動継続意志が高いことが明らかとなった。これらの結果から、特別支援学校において運動習慣の形成を図ることが卒業後の継続意思につながる可能性が示された。
こうした結果を受けて、軽度知的障害児者における運動実施そのものの意義についても確認しておくこととした。これまでに、運動実施が身体的・心理的に良好な影響をもたらすことが定型発達者において報告されているため、軽度知的障害児者においても運動実施とウェルビーイングの関連について検討することとした。分析の結果、軽度知的障害児者においても定型発達者と同様に、運動を実施している者のウェルビーイングが良好であることが示された。このことから、軽度知的障害児者においても運動実施が心理的に良好な影響をもたらす可能性が示された。特別支援学校における運動実施がウェルビーイングと卒業後の運動継続意思にも関連することが示され、特別支援教育に現場において貴重なデータを得ることができた。
今年度の主な学術的な成果としては、上記の軽度知的障害児者の運動実施とウェルビーイングとの関連を見出したことである。現在、上記の研究成果を投稿中である。今後は、調査実施先の特別支援学校教員や教育委員会と連携して教育現場に役立つエビデンスを蓄積する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 知的障害をめぐる国内の研究動向と展望2022

    • 著者名/発表者名
      渡邉貴裕
    • 雑誌名

      発達障害研究

      巻: 44(3) ページ: 228‐235

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インクルーシブ教育時代における保健体育科の教員養成の在り方2022

    • 著者名/発表者名
      渡邉貴裕
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 2022年2月号 ページ: 42‐45

  • [図書] 知的障害・発達障害のある子どもの心と体を育む運動・ゲーム752022

    • 著者名/発表者名
      渡邉貴裕
    • 総ページ数
      96
    • 出版者
      東洋館出版社
    • ISBN
      4491047480

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公開日: 2023-12-25  

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