• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

「創造的身体表現遊び」による舞台創作活動が発達障がい児の向社会的行動に及ぼす効果

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K11562
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関和光大学

研究代表者

大橋 さつき  和光大学, 現代人間学部, 教授 (60313392)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード発達障がい児 / 創造的身体表現遊び / 舞台創作 / 向社会的行動 / ムーブメント教育・療法
研究成果の概要

本研究は、「ムーブメント教育・療法」を土台とした「創造的身体表現遊び」による舞台創作活動が、発達障がい児の向社会的行動に及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。
対象となる放課後等デイサービスの活動記録から、発達障がい児の向社会的行動について抽出し分類した結果、「行動的援助」、「心理的援助」、「緊急的援助」、「協力的行動」、「非表出的行動」の5つのカテゴリーが表出された。さらに、先行研究を踏まえ、「創造的身体表現遊び」による舞台創作活動が発達障がい児の向社会的行動促進に影響を与える要因として、「身体的同期の豊富さ」と「所属感の向上」の2点を考察した。

自由記述の分野

ムーブメント教育・療法、身体表現論、舞踊教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、発達障がい児が自分のことだけでなく、「私たち・僕たち」という主語を用いて集団全体としての体験を語り成功を喜ぶ姿が見られた。ここに、向社会的行動の積み重ねの先に、子どもたちが「私たち」の視点からのウェルビーイングをとらえることが可能になっているとの気づきを得た。
本研究の成果は、古来より人類の結びつきにおいて必須であったダンスや身体表現の役割を言及し、再構築を求められている日本のインクルーシブ教育において、多様な相互関係の中で個別の支援を実現する新たなの流れを生み出すだろう。さらに、社会における共生・共創の縮図的体験を提供していく教育や地域活動の具現化に寄与すると考えられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi