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2021 年度 実施状況報告書

高齢期における睡眠習慣の変化とフレイルおよび炎症マーカーの関連性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K11616
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

中窪 翔  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (10707889)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード睡眠 / 身体的フレイル
研究実績の概要

我が国はフレイルおよび介護予防が喫緊の課題のひとつであり、多角的な視点を持って評価・対応することが重要であると考えられる。フレイルおよび介護予防を目指すうえで、悪化した睡眠状態の改善が有効である可能性がある。本研究は、睡眠時間の変化がその後の身体的フレイルへの移行および新規要介護認定に関連するかどうかを明らかにすることを目的とする。1時点(1st wave)および2時点(2nd wave)の評価をすでに実施した既存コホートにおいて、3時点目(3rd wave)の機能評価を実施し、睡眠時間の変化がその後のフレイルへの移行および新規要介護認定に関連するのかどうかを検証する。さらに、睡眠時間の変化とフレイルの関連性におけるメカニズムの解明のため、睡眠時間の変化と炎症マーカーの関連性を検証する。睡眠時間の変化に伴って炎症マーカーの変化がみられることがわかれば、睡眠とフレイルの背景に存在するメカニズムの解明に寄与できると考える。今年度は、3rd waveの評価を開始し、データベースの構築を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の影響により機能健診のスケジュールに若干の遅れが出た。

今後の研究の推進方策

引き続き3rd waveの機能健診を実施し、3時点のデータを用いて経時的変化を分析できるようなデータベースの構築を進める。データの集約が整い次第、睡眠時間の変化と身体的フレイルへの移行および炎症マーカーの変化の関連性を検証する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の影響により機能健診スケジュールの遅延や購入予定の部品の調達が遅れている事情が生じたため、それらを加味して翌年度に繰り越した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Sleep duration and progression to sarcopenia in Japanese community‐dwelling older adults: a 4 year longitudinal study2021

    • 著者名/発表者名
      Nakakubo Sho、Doi Takehiko、Tsutsumimoto Kota、Kurita Satoshi、Ishii Hideaki、Shimada Hiroyuki
    • 雑誌名

      Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle

      巻: 12 ページ: 1034~1041

    • DOI

      10.1002/jcsm.12735

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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