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2023 年度 研究成果報告書

AMPKを介した抗酸化作用を有する新規機能性単糖による加齢黄斑変性の予防と治療

研究課題

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研究課題/領域番号 21K11626
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

寺崎 寛人  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 准教授 (20746888)

研究分担者 高田 聖也  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (00878283)
坂本 泰二  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10235179)
川原 幸一  大阪工業大学, 工学部, 教授 (10381170)
山下 勝  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10635519)
丸山 征郎  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (20082282)
大塚 章太郎  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (80849901)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード網膜色素上皮細胞 / 希少糖
研究成果の概要

ヒト網膜色素上皮細胞の培養条件を調整し細胞極性を持つ状態での実験を行った。希少糖と共培養後した細胞に過酸化水素刺激で抗酸化作用を評価し、希少糖の抗酸化作用を示す傾向はあったものの統計的な有意差は得られなかった。実験条件を調整を検討していたがLonza社の細胞が販売中止となり、将来希少糖を用いた治療に適する網膜疾患を調べる目的で様々な疾患の硝子体手術で得た眼内液中の炎症性サイトカインを測定し、糖尿病網膜症が対象疾患に適すると判断した。分子Xについても糖尿病網膜症で濃度上昇が確認され、アフリベルセプトとラニビズマブ投与の影響を比較した結果、ラニビズマブがより強く分子Xの濃度を低下させた。

自由記述の分野

眼科 網膜硝子体分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

使用予定であった網膜色素上皮細胞が販売中止となってしまうなど、研究が予定通りに進まないこともあったが抗炎症作用が期待されている希少糖がその効果を発揮できる可能性がある網膜疾患を硝子体中の炎症性サイトカイン濃度を測定することで絞ることができた。また、今回測定したの炎症性サイトカインの一つが現在眼科臨床で頻用されている抗VEGF薬であるラニビズマブやアフリベルセプト投与後に異なる反応を呈しており、網膜疾患治療における薬剤の使い分けを基礎医学的な見地から提唱できることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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