研究課題
2022年度に、アルバイト就業者とアルバイト就業経験のある参加者約60名に対し、認知課題を用いた実験を行い、偽のフィードバック(絶対評価・相対評価)や認知課題の意義の有無によるポジティブ感情、ネガティブ感情、認知課題の自己効力感に対する効果を検証した。その結果、認知課題を実施することにより、自己効力感やポジティブ感情は影響を受けないが、ネガティブ感情は低減されることが明らかになった。この知見を2023年10月に米国イリノイ州シカゴ市において開催されたMidwest Academy of Management学会を目指し、投稿・発表資料作成に時間を充てた。その結果、採択されて口頭発表を行い、高い評価を得た。現在、発表内容の学術論文化を目指し原稿を作成中である。また、Midwest Academy of Management学会において発表者とビジネス研究を専門とする共著者Yen教授らが学際的に意見交換や情報交換を行い、それらを本年度計画している調査計画に反映する。
2: おおむね順調に進展している
コロナ禍の影響で、2021年度に実施する予定であった実験が2022年度までの延期を余儀なくされた。そのため2023年度も同様に遅れが生じたが、米国において研究成果を発表することができた。学会で得られたコメントを反映し、2024年度に向け、研究デザインを修正した。
今年度は実験を修正し追試やオンライン質問票調査を実施し、これまでの知見と併せて学術論文の投稿を計画している。
コロナ禍で研究進捗に多少の遅れが生じた分が反映されている。
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