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2023 年度 研究成果報告書

抗酸化nano-medicineは歯周病菌感染が誘導するNASH肝発癌を抑止する

研究課題

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研究課題/領域番号 21K11668
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

山縣 憲司  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00420084)

研究分担者 鈴木 英雄  筑波大学, プレシジョン・メディスン開発研究センター, 客員教授 (00400672)
内田 文彦  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70736008)
岡田 浩介  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80757526)
正田 純一  筑波大学, 医学医療系, 客員教授 (90241827)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードNASH / 歯周病菌 / Oral-Gut-Liver axis / Nrf2 / 遺伝子改変マウス
研究成果の概要

歯周病原細菌由来のリポ多糖(LPS)はNASHを発症させる.Nrf2はLPSの貪食機能に関連する.Kupffer細胞のみにNrf2を発現するNrf2遺伝子レスキューマウス(Nrf2-mRes)を作製した.Nrf2-mResでは,高脂肪食摂餌(HFD)とLPS投与によるNASH肝病変(肝炎症・線維化)の発症が抑止された.Kupffer細胞Nrf2は重要なNASH防御因子と考えられた.現在,Kupffer細胞の貪食機能が減衰した全身Nrf2遺伝子欠損マウスにHFDとLPS投与をおこない,抗酸化レドックス粒子(RNPO)がNASHの発症進展に対する抑止効果を発揮するかを検証中である.

自由記述の分野

健康応用科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者における歯周病の有病率は高率であり,そのLPSの血中濃度は年齢の高齢化ともに増加する.NASHと肝発癌を誘導する歯周病細菌の役割において, LPSがそれらのプロモーションをきたすことが推測されている.本研究では,Kupffer細胞のみにNrf2を発現するNrf2遺伝子レスキューマウス(Nrf2-mRes)を作製した.Nrf2-mResでは,高脂肪食摂餌(HFD)とLPS投与によるNASH肝病変(肝炎症・線維化)の発症が抑止されることを解明した.Kupffer細胞Nrf2は重要なNASH防御因子と考えられた.本研究成果はNASH-肝癌予防に向けた新しい学術的成果として捉えることが出来る.

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公開日: 2025-01-30  

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