研究分担者 |
山本 聖一郎 東海大学, 医学部, 教授 (20255483)
野村 栄治 東海大学, 医学部, 教授 (30288732)
岡田 和丈 東海大学, 医学部, 准教授 (10459430)
宮北 寛士 東海大学, 医学部, 講師 (80734384)
陳 凌風 東海大学, 医学部, 助教 (60803286)
関 太要 東海大学, 医学部, 助教 (00845745)
|
研究実績の概要 |
初発大腸癌に対し腹腔鏡下/ロボット支援下大腸切除術を施行した患者において、入院時・退院時・術後1ヶ月の体組成データを生体電気インピーダンス分析(BIA)法で前向きに集積し、解析を行った。評価項目は、各体組成変化率・骨格筋量部位別変化率・体脂肪量部位別変化率・骨格筋量減少危険因子とした。体組成変化率は、体脂肪量が退院時(-6.27%)及び術後1ヶ月後(-8.98%)と伴に最も大きく減少しており、術後1ヶ月においても減少が継続していた。骨格筋量は、退院時は-3.65%の減少率であったが, 術後1ヶ月後においては、減少率は-2.25%であり改善していた。部位別骨格筋量変化率は、退院時では下肢が-5.37%と大きかったが、術後1ヶ月後は上肢が-4.44%で次に体幹が-3.25%と大きかった。体脂肪量は退院時, 1か月後ともに部位別変化率に有意差を認めなかった。入院中の骨格筋量減少のリスク因子はPNI(prognostic nutritional index)であり、術後1ヶ月のリスク因子は糖尿病, 回腸人工肛門造設であった。
|