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2023 年度 実績報告書

激増するリモートワーカーの座りすぎによる健康被害を回避するための戦略開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K11693
研究機関筑波大学

研究代表者

柴田 愛  筑波大学, 体育系, 准教授 (30454119)

研究分担者 岡 浩一朗  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
石井 香織  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (10548697)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードリモートワーク / 座位行動 / 新型コロナウイルス / ワークエンゲージメント / 労働生産性
研究実績の概要

本研究の目的は、わが国において増加するリモートワーカーの座りすぎ対策に関する科学的基盤を構築することを目指し、リモートワーカーにおける座りすぎの実態ならびにその健康・労働影響を明らかにした上で、座りすぎを助長している要因を特定することである。また、その成果をもとに、リモートワーカーの座りすぎ解消のための介入プログラムを試行することである。最終年度である2023年度は、リモートワーカーへの介入プログラムに使用するためのスマートフォンアプリケーションを開発した。これまでのオフィスワーカーへの座りすぎ解消のための介入研究に用いられてきたスマートフォンアプリケーションの内容分析から、視覚的フィードバック、座位時間や座位行動ブレイクの自動測定、アラーム、メッセージ・動機づけ、座位時間の自己報告、目標設定、コミュニティ、アクティビティの提案、報酬といった行動経済学に基づく要素が搭載されたスマートフォンアプリケーションの開発を行った。また、開発したスマートフォンアプリケーションの有用性について検討するため、リモートワークを中心とする勤労者を対象にした座りすぎ・座りっぱなし解消のための予備的介入研究を行った。ユーザビリティやアクセプタビリティの観点からの検討を含め、開発したスマートフォンアプリケーションが、リモートワーカーが仕事場面や日常生活(余暇や移動)の場面での座りっぱなしをブレイクし、座りすぎの時間を減らすことに有用である可能性が明らかになった。現在、リモートワークを中心とする勤労者を対象にした座りすぎ・座りっぱなし解消のための質の高い介入研究(ランダム化比較試験)の実施に向けて、スマートフォンアプリケーションの改良を行っている段階である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Reallocating desk workers’ sitting time to standing or stepping: associations with work performance2023

    • 著者名/発表者名
      Lin C-Y、Shibata A、Ishii K、Koohsari M J、Hadgraft N、Dunstan D W、Owen N、Oka K
    • 雑誌名

      Occupational Medicine

      巻: 73 ページ: 575~580

    • DOI

      10.1093/occmed/kqad142

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] 日本人勤労者は身体活動・運動の実践や座位行動の解消に無関心なのか?-健康無関心層研究⑥-2023

    • 著者名/発表者名
      柴田愛、石井香織、岡浩一朗
    • 学会等名
      日本運動疫学会
  • [学会発表] 座りすぎの解消に無関心な日本人勤労者における身体活動・座位行動の類型化-健康無関心層研究⑦-2023

    • 著者名/発表者名
      石井香織、柴田愛、岡浩一朗
    • 学会等名
      日本運動疫学会

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公開日: 2024-12-25  

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