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2023 年度 実施状況報告書

重症ICU患者の筋肉量に注目した予後の解明と消費エネルギー予測式の導出

研究課題

研究課題/領域番号 21K11734
研究機関北里大学

研究代表者

田村 智  北里大学, 医学部, 助教 (10867500)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード集中治療 / 栄養 / 間接熱量計
研究実績の概要

重症疾患の救命率は向上してきており、急性期を乗り越えた患者の長期的な予後に関心が 向けられ、集中治療後症候群PICSとして注目されている。PICSの治療 として栄養療法が注 目されているが、栄養ガイドラインの元となる研究は欧米型肥満の多い患者群を対象として おり、本邦で社会問題となっている加齢により 筋肉量が低下したサルコペニアが重症化した 場合の予後や最適な栄養療法については分かっていない。
本研究では、重症ICU患者におけ る筋肉量と予後の関係を明らかにし、筋肉量に応じたエネルギー予測式を開発する。さらに 長期的には患者ごとの病態・栄養 状態に合わせたテーラーメイド急性期栄養療法の確立を目指す。 本年度においては前年で作成した栄養データベースの解析を行い、論文としてまとめ、英文誌への投稿を行った。査読において、統計学的な解析の不十分な点を 指摘され、研究機関内の統計学専門家に解析の相談を行った。その指摘を経て、統計解析の追加を行い、論文の修正をおこなっている。
さらに院内研究者と協力し、重症ICU患者の長期予後を評価する手法について検討を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

来年度に終了する予定で推移している。

今後の研究の推進方策

統計学専門家の指導を受け、査読のおける修正点を改善していく。

次年度使用額が生じた理由

論文掲載料や海外学会参加費用を計上していたが、いずれも使用しなかったため。

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公開日: 2024-12-25  

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