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2023 年度 研究成果報告書

オンラインでの他者感情の推定力促進に向けたサイバー受容感覚に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K11853
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

大越 匡  慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (00791120)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードサイバー受容感覚 / 内受容感覚 / モバイルセンシング
研究成果の概要

アフェクティブコンピューティングにおいて、ユーザーの感情を正確に認識することは重要である。ユーザーの内受容感覚を理解することは、個々の感情能力の理解と正確な感情推定に不可欠であるが、心拍カウントなどの従来の手法は実験室環境に依存しており、日常生活でのモニタリングが難しい。本研究では、実生活におけるユーザーの内受容感覚状態を説明できるデータを探索した。「サイバロセプション」(サイバー受容感覚)の概念を提示し、研究アーキテクチャを構築して実証実験を行った結果、サイバロセプションが参加者の感情価と有意に関連していることが明らかになった。

自由記述の分野

Ubiquitous Computing

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、モバイル・ウェアラブルデバイスでのセンシング技術を通じて人間の様々な状態、特に感情やムードといった心理的状態を推定しようとする研究を一歩前進させ、感情と関わりある「内受容感覚」を推定しようと試み一定の成果をあげた点で学術的意義がある。
また本研究成果は、日常生活でスマートフォンのセンサーを活用して内受容感覚を測定し、従来の実験室に依存する手法を克服する。これにより、感情認識の精度が向上し、メンタルヘルスケアやストレス管理など、個別化された健康管理が、スマートフォンを中心とする広い社会の実環境において可能になるなど、大きな社会的意義を持つ。

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公開日: 2025-01-30  

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