研究課題/領域番号 |
21K11895
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研究機関 | 情報セキュリティ大学院大学 |
研究代表者 |
大久保 隆夫 情報セキュリティ大学院大学, その他の研究科, 教授 (80417518)
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研究分担者 |
海谷 治彦 神奈川大学, 理学部, 教授 (30262596)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | DevOps / セキュリティ / 脅威分析 / Attack Defense Trees / CAPEC / CWE |
研究実績の概要 |
2023年度は、前年度作成したCAPECから再利用可能な部品をAttack Treeのパターンとして抽出するツール「FRAT&RATTATA」を改良を行った。具体的には、攻撃の記述にに加え、対応する対策ノードまで記述可能なAttack Defense Trees(以下ADTrees)を生成可能なツール「COTTAGE」を提案し、実装、評価を行った。COTTAGEは対策まで導出可能にしただけではなく、CAPECに加えCWEを元にしたこと、および前年度のFRAT/RATTATAでは再利用率の低い問題の解決をはかった。COTTAGEに対し、実際に被験者に利用してもらいツリーを作成する実験を行ったところ、定性的にはFRATを用いた場合やパターンを用いない場合よりも高い評価が得られた。また、2022年に大久保らが発表したDevOpsにおいてADTreesを生成する研で用いたケーススタディを適用し、専門家が作成したADTreesと同等のTreeが作成できることを確認した。この研究成果について、2024年1月に開催された暗号と情報セキュリティシンポジウムにて発表した。 また、運用時において想定すべき脅威について深堀を行い、悪性コードが検出できるか、フィッシングメールが検出可能かの2点について研究をすすめ、それぞれの成果についてシンポジウムで発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ただ、DevOpsへの適用においては、1ラウンド前の開発(Dev)で利用されたパターンが、再利用されているかを、それでなければ差分をとることが可能かについての検証が課題として残されている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は残った課題(1ラウンド前の開発(Dev)で利用されたパターンが、再利用されているかを、それでなければ差分をとることを可能にすることを目標とし、成果について論文誌または国際会議で発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していて国際会議発表ができず、国内に変更したため、次年度使用額が生じました。 この額は2024年度、国際会議参加費または論文誌掲載料として使用する予定です。
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