研究課題/領域番号 |
21K11906
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研究機関 | 北海道情報大学 |
研究代表者 |
伊藤 正彦 北海道情報大学, 情報メディア学部, 教授 (60466422)
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研究分担者 |
横山 大作 明治大学, 理工学部, 専任准教授 (80345272)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 情報可視化 |
研究実績の概要 |
本研究は、実世界のスキャン、様々なセンサおよびソーシャルメディアから得られる立体形状、数値、テキスト、および画像など多様かつ大量の時空間データをVR空間やAR空間において、空間と時間を考慮した詳細度で可視化し探索するための基盤技術を実現することを目標とする。空間における情報の量や距離および時間的な距離などを考慮し情報を抽象化し可視化する仕組み、および詳細探索を可能にするインタフェース技術開発を大きな特徴とする。 実世界では、大規模集客イベントや事故・災害が日々発生し、人々の生活に大きな影響を与えている。実際の場所と紐づいた情報を探索するには、VRやARは有用な手段である。しかしながら、多種類かつ大量の情報に対して、情報量、場所や時間といったユーザの興味に応じて詳細度を動的に変化させながら可視化し、VRやARの技術を用いて仮想空間や現実空間の中で時間も場所も行き来しつつ探索する手法の研究は今だ未発達である。 仮想空間のみならず現実空間においても、過去の情報も含めて複数種類の情報を重畳し状況に応じて詳細度を変えながら探索できる情報探索基盤技術は申請者の独創的研究成果であり、応用システムは社会分析、都市基盤分析、観光支援等に寄与できると考える。 今年度は、様々な時空間データの抽象可視化基盤技術の確立として、時間とともに変化する立体形状に関するスキャニングおよび表示手法の検討と実装、距離的な粒度を変える可視化手法に関する検討などを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
教育、大学運営業務および学会開催の運営業務に関して各々重めのものが複数重なり多忙になり研究に遅れが生じた。また、コロナ禍によりデータ収集のための活動が限定されたことも若干影響した。次年度は予定していた研究目的の達成に向けて、本研究を推進していく。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、「様々な時空間データの抽象可視化基盤技術の確立」および「VRやARを用いた時空間情報可視化および探索インタフェース技術基盤の確立」に関する積み残し項目を推進する。また、「VRやARを用いた時空間情報可視化および探索インタフェース技術基盤の確立」に関する情報の抽象可視化の技術に関して研究を進め、国際会議などで成果の公開を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
教育、大学運営業務および学会開催の運営業務により多忙になり研究に遅れが生じたため、計画通りに使用することができなかった。次年度は、共同研究者との研究打ち合わせ、研究成果発表、データ生成のための機器購入および人件費などに充てる。
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