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2023 年度 実施状況報告書

表面格子場を使った三次元形状の深層学習

研究課題

研究課題/領域番号 21K11910
研究機関東京大学

研究代表者

梅谷 信行  東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (10893604)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード深層学習 / 形状処理
研究実績の概要

昨年度では3次元のワイヤーアートの自動生成という研究課題に取り組んだ。この研究課題ではテキストなどを入力として、自動で3次元ワイヤーアートを生成するというものである。ワイヤーアートは視線方向に応じて表現する物を変えることができる(例えばある方向から見たら猫に見えるが、別の方向から見れば犬に見えるなど)。更にこのワイヤーアートは実際の製造が可能なように生成されており、3Dプリントされた型を使って実際に作ることができる。この研究では実際に数多くのワイヤーアートを制作することができた。このような技術は、申請書で提案した手法により実現された。つまり、3次元のワイヤーを2次元に投影して、その形状を2次元の直交グリッド上で深層学習を使って評価し、最適化するという手法をとっており、3次元の形状を直交グリッドで表現するという申請書の内容に則している。本研究はSIGGRAPHというコンピュータ・グラフィックス分野のトップカンファレンスに採択された。2024年の夏にアメリカのデンバーで口頭発表する予定である。家庭の事情で1年間、助成期間を延長しなければならなかったが、申請書で提案した最終目標である3次元形状の生成まで達成した上で、製造可能性などより複雑な評価関数を組み込むことができたので、申請書の内容は順調に達成できたと言える。本年ではワイヤーアートの自動生成の研究を発表すると共に、更にその内容を発展させた内容でもう一つ研究を完遂することを目指す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

申請書で提案した最終目標である3次元形状の生成まで達成することができた。更に生成した形状が製造可能であるなど難易度の高い条件で生成をすることができた。

今後の研究の推進方策

去年度の研究内容を国際学会で発表すると共に、もし可能であれば更に内容を発展させて新しいテーマで研究に取り組みたい。

次年度使用額が生じた理由

残高が少ないために正確に使い切るための用途が見つからなかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [国際共同研究] Reichman University(イスラエル)

    • 国名
      イスラエル
    • 外国機関名
      Reichman University
  • [国際共同研究] ISTA(オーストリア)

    • 国名
      オーストリア
    • 外国機関名
      ISTA
  • [雑誌論文] Fabricable 3D Wire Art2024

    • 著者名/発表者名
      Kenji Tojo, Ariel Shamir, Bernd Bickel, Nobuyuki Umetnai
    • 雑誌名

      Special Interest Group on Computer Graphics and Interactive Techniques Conference Conference Papers

      巻: - ページ: -

    • DOI

      10.1145/3641519.3657453

    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2024-12-25  

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