研究課題
基盤研究(C)
研究期間全体を通して本研究では、声帯を除去するなど発声が困難となった人の発話の補助や、既存の音声認識を補助するシステムの検討を目的とした。その結果、音声情報を用いることなく音素単位で文章を認識する深層学習を用いた技術について検討ができた。そして、発声補助方法として、カメラ及び指の皮膚電気抵抗を計測するセンサを用いた感情の推定技術やテキストからの音声合成技術について取り組み精度向上への基礎検討ができた。
知能情報処理
本研究は、音声情報を利用しない音声認識について、深層学習を用いた音素単位での文章認識を実現するためのデータ取得手法や深層ニューラルネットワークについて検討したことに学術的な意義がある。また、話者の感情推定や音声合成技術それぞれについて取り組み、発声が困難な方のための発声補助デバイスの開発に向けた基礎的な検討ができたことや課題の抽出ができたことに社会的な意義がある。