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2022 年度 実施状況報告書

動画像からの三次元復元におけるパラメータの自動決定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K11961
研究機関滋賀大学

研究代表者

佐藤 智和  滋賀大学, データサイエンス学系, 教授 (50362835)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード自由視点画像生成 / 三次元復元
研究実績の概要

本研究では、画像群からの三次元復元を実現するStructure from Motion (SfM)法の実用時において障害となっていたパラメータ/モジュール決定の問題を解決する方法を開発している。2021年度は、研究項目(b): 自由視点画像生成によるカメラパスの真値付き画像群の生成手法の開発に取り組んだ。具体的には、自由視点画像生成において課題となっているView Dependent Texture Mappingにおける画像選択の問題について、画像の領域分割に基づいて画素単位ではなく領域単位での選択基準を一般的なVDTMの尺度に組み込む手法を開発した。
具体的には、まず三次元復元に用いる撮影画像群に画像の領域分割処理を適用する。次に、従来手法のテクスチャ選択基準に加え、新たに領域内画素数を用いた評価関数を定義する新たな評価関数を用いて、領域内画素数が多い領域の画素を優先して選択することで、同一の物体領域上のテクスチャが同じ入力画像から選ばれるようにし、テクスチャの光学的・幾何学的光学的・幾何学的不連続を軽減する。また、三次元三次元復元の復元の誤差等によ誤差等によってって自由視点画像上に生じる欠損を、ホモグラフィ変換を用いて補完する。
開発した手法について画像生成実験を実施し、小物体や屋外環境のシーンを対象として自由視点画像を生成することで、手法の効果を検証した。その結果、手法を用いない場合と比較して物体の輪郭上に生じるアーティファクトを低減できることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画に基づいて研究項目(b)を推進し、従来手法の課題であった自由視点画像上のアーティファクトを低減できることを確認できたため。

今後の研究の推進方策

研究項目(c)を推進する。具体的には自由視点画像や実写画像を対象としてSfMを実行し、推定結果から得られる特徴量からSfMの推定の精度を見積もる手法を開発する。

次年度使用額が生じた理由

コロナの継続により、学会活動等が制限されたため。次年度以降の研究会等への発表経費に利用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 画像領域分割を用いた視点依存テクスチャマッピング2022

    • 著者名/発表者名
      森本 澪二, 佐藤 智和
    • 学会等名
      2022年電子情報通信学会基礎協会ソサイエティ大会

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公開日: 2023-12-25  

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