本研究で開発したアプリケーションを用いて、工場現場及び介護現場の実フィールドで計測実験を行っている。開発したアプリケーションは、実フィールドでも準リアルタイムで腰痛リスクを計測ができ、また、ヒトの主観的な腰部疲労度と同じ傾向の腰痛リスクの数値を算出できていることを実験結果からわかっている。これらのことより、本研究の成果は実際の社会で実用化可能な技術である。さらに、労働負荷を低減することは労働改善をする上で重要な項目であり、働き方の改善にも繋がる。これらのことより、腰痛リスクを比較的簡便に数値化でき、またその数値を用いて音声ガイドや可視化できる技術は、社会的意義が大きい研究成果であると言える。
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