研究課題/領域番号 |
21K12000
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
茂木 雅臣 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40646189)
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研究分担者 |
三瓶 紗弥香 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (20622301)
石垣 陽 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 特任准教授 (50723350)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 補聴器 / 途上国支援 / 遠隔フィッテイング / 加齢性難聴 / SDGs |
研究実績の概要 |
汎用オーディオコーデックICを採用したセミデジタル回路を試作し、 2ccカプラや疑似耳等により特性を評価した。減算式指向性マイクロホン、ノイズ除去(NR)、インパクトノイズ除去(INR)、バンドパスフィルタ(BPF)による6ch程度の多チャンネル化、チャンネル毎のノ ンリニアな利得パラメータ調整、シグナルレベル(Sig. Lv.)に応じた出力抑制制御パラメータの動的設定(ダイナミックレンジ圧縮)など、補聴器に求められる基本機能を実装した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新規セミデジタル回路を試作し、 2ccカプラや疑似耳等により特性を評価しできた。予定通り補聴器に求められる基本機能を実装できた。
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今後の研究の推進方策 |
実耳測定装置での特性評価に加え、55dBHL程度以下の軽中度難聴を対象 に処方・試聴を行い、朗読音声による一対比較試験等により音質を評価する他、直接適合度を HAPI, COSI等の標準質問紙で順序効果に配慮しながら評価し、機能改善とレベルアップを図る。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度のセミデジタル回路の材料が安価に手に入ったため。また、これらは消耗品であるため、次年度以降に再度購入する必要がある。
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