研究課題
脳画像研究は非侵襲的に脳の構造や機能を探索することができる。しかし、脳画像解析手法を習得することは容易ではない。解析ソフトの学習コストが高いことに加え、統計の理解やプログラミング技能も求められるためである。本研究では、ウェブ会議システムを活用した脳画像解析学習支援環境の開発を行う。このシステムの特徴は、学習コンテンツだけではなく、脳画像解析システムも提供すること、そして、個別サポートもパッケージングすることにより、個々の研究者の研究を論文化するところまで見据えているところである。1. 2023年度は、脳画像解析のためのコンテンツのさらなる充実を図った。申請者が運用しているホームページの「脳画像解析e-Learning」セクションにコンテンツを継続して追加した。2. 個別サポートにおいては、コミュニケーションツールSlackが有料化し、継続した支援に支障をきたす可能性があったため、代替ツールであるPumbleを導入し、研究者を個別に支援した。その結果、各研究者の研究の論文化が促進され、複数の論文が受理された。3. 脳画像解析ソフトのLin4Neuroの開発を継続し、最新の脳画像解析ソフトをすぐに利用できる環境を構築した。4. 研究者の中にDICOM画像の取り扱いで苦慮している者がいたことから、DICOM画像を扱うための様々なスクリプトを開発し、研究者を支援すると同時にそれらのスクリプトを公開した。
すべて 2024 2023 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 2件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 9件) 備考 (2件)
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