モンゴル国・湖沼谷で地上気象・水文観測を行った結果、(1)冬季の土壌凍結期はダスト濃度が概ね低く経過してダストストームが生じず、(2)土壌凍結期以外では土壌水分量が増えるとダスト発生の抑制を示すデータが得られた。 湖沼谷を東西に吹き抜けダストストームを引き起こすような地峡風は、高層気象データの解析により多くの場合低気圧通過に伴う冷気の移流によることが示唆された。 衛星データ等を用いた土壌水分や地上植生の解析結果とダストストーム発生日の対応から、月別のダストストーム発生日数が月平均風速との弱い正の相関、地上植生(NDVI)との弱い負の相関、土壌水分と有意な相関が無いことが示された。
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