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2023 年度 研究成果報告書

気候変動シナリオに基づく気温関連の超過罹患に関する将来予測モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K12274
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分63040:環境影響評価関連
研究機関大阪大学 (2022-2023)
京都府立医科大学 (2021)

研究代表者

小野塚 大介  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (50446829)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード環境保健学 / 環境疫学 / 気候変動 / 異常気象 / 感染症疫学 / 救急疫学 / 公衆衛生学 / 予防医学
研究成果の概要

2020年に日本で発生したCOVID-19パンデミックで発生した超過死亡率について、気候変動や季節変動などの要因を調整することにより、性・年齢階級別に推定することを目的として本研究を実施した。その結果、2020年では、日本における全死因による超過死亡数は-20,982人[95% eCI:-38,367~-5,472]と推定された。これは、超過死亡率-1.7%(95% eCI:-3.1~-0.5)に相当する。日本における超過死亡数の減少は、男女ともに、また60歳未満および70~79歳を除くすべての年齢群で観察された。

自由記述の分野

環境保健学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、2020年に日本でCOVID-19が流行した場合、全死因の超過死亡率が減少したことを明らかにした。このことは、日本ではCOVID-19に対して厳格な社会的距離の確保や社会的隔離といった公衆衛生施策を行う必要はなかったことを示唆している。なお、COVID-19パンデミックによる様々な疾患や地域に及ぼす影響に関する知見は不十分である。今後は、COVID-19パンデミック時の死因別の超過死亡数をより長期的に推定するためのさらなる研究が必要である。

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公開日: 2025-01-30  

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