研究課題/領域番号 |
21K12508
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
森木 美恵 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (00552340)
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研究分担者 |
小西 祥子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (70451771)
赤川 学 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10273062)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | フォーカスグループ / zoom |
研究実績の概要 |
2022年度はフォーカス・グループ・ディスカッションを6月と7月に計8回実施し、データ収集に注力した。実施に先立ち参加者のリクルーティング要件の詳細と実施要綱について調査会社と綿密な打ち合わせを行い準備を進めた。コロナの影響もあるため、はじめての試みでZOOMを使用してフォーカス・グループを実施したため方法について工夫を要した。センシティブなトピックであるゆえに対面ではなくオンラインでディスカッションをすることは、生産性の高いデータ収集につながった。心配していたような突然のキャンセルもほぼ発生せず、参加者は誠実かつ前向きにディスカッションに参加してくれた。ただ、一部の参加者についてはZOOMの使用が不慣れな場合もあり、接続に時間を要することも発生した。ZOOMを使用することで、全国から参加者をリクルートできる強みがあったが、対面なら参加していたかもしれない人々の参加を逃してしまった可能性は否めない。会場に足を運んでいただく労力がないために参加が促されるが、逆にプライベートな空間を確保できにくい環境で生活している人々にとっては、オンライン参加は難しいと判断されてしまった可能性もある。 録画・録音されたデータは別途専門業者に送り、文字起こしを行った。暫定的な分析は開始したがこれから本格的に分析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度に実施できなかったフォーカスグループを無事に終了できたため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度については最終年度でもあるため成果発表に集中する予定である。具体的には、書籍の一部として研究成果を発表する計画で準備を進めている。
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次年度使用額が生じた理由 |
成果発表として国際学会への参加を当初は考えていたが、成果発表として旅費がかかりかつ口頭のみの発表ではなく、書籍という形式で成果を報告することに変更したため。
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