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2023 年度 実績報告書

アフリカにおける解放闘争と女性解放の比較:女性のエージェンシーに着目して

研究課題

研究課題/領域番号 21K12510
研究機関上智大学

研究代表者

眞城 百華  上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (30459309)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード女性兵士 / エチオピア / 南アフリカ / ティグライ / 戦争 / ジェンダー / エージェンシー / アフリカ女性史
研究実績の概要

最終年度となる2023年度は、最後の研究の取りまとめを中心に行った。調査については南アフリカならびにエチオピアにおいて女性兵士に関する調査を実施した。
またイタリアやドイツ、アメリカにおいて在外エチオピア・コミュニティの調査を行い、1970,80年代の内戦時の在外ティグライ人の支援活動について調査した。併せて2020年から始まったティグライ戦争時のエチオピア・コミュティの状況、在外ティグライ人による支援活動についても調査を行い、2つの内戦にかかわる支援活動の共通点ならびに世代の変遷についても調査を行った
南アフリカでは、ANCの元女性兵士に対するインタビューを継続した。また南アフリカにおける解放闘争と女性に関して国際会議にも参加し、南アフリカの研究者との研究交流も深めた。
3年間の研究成果の公表も進めた。2023年4月にはナイル・エチオピア学会の公開シンポジウムにおいてエチオピアの女性兵士に関する研究発表を実施した。また同年5月にはアメリカ・ボルチモアのメリーランド大学で開催されたアフリカの紛争と女性に関する国際会議において研究発表を行うとともに、同テーマに関する研究者との議論や交流を深めた。
その他、エチオピア女性史に関する翻訳書の出版(2024年4月出版、印刷中)、エチオピア政治に関する研究論文の執筆(2024年度中に出版予定)、ティグライの女性兵士に関する書籍(2024年度中に出版予定)、ティグライの女性兵士に関する英語論文(2024年度中に出版予定)など研究成果の公表に向けた執筆を集約的に行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (3件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [国際共同研究] ケープタウン大学/ローズ大学(南アフリカ)

    • 国名
      南アフリカ
    • 外国機関名
      ケープタウン大学/ローズ大学
  • [国際共同研究] パヴィア大学/トリノ大学(イタリア)

    • 国名
      イタリア
    • 外国機関名
      パヴィア大学/トリノ大学
  • [国際共同研究] アディスアベバ大学/メケレ大学(エチオピア)

    • 国名
      エチオピア
    • 外国機関名
      アディスアベバ大学/メケレ大学
  • [学会発表] 「エチオピア・ティグライにおける女性兵士の経験-戦時下の女性解放と戦後への架橋」2023

    • 著者名/発表者名
      眞城百華
    • 学会等名
      、日本ナイル・エチオピア学会第32回学術大会公開シンポジウム兼大阪公立大学女性学研究センター2023年度第27期女性学講演会「女性兵士が問いかける地平:エチオピア、ルワンダ、ソ連・ウクライナの事例から」
    • 招待講演
  • [学会発表] “Tigray Women Fighters and their Agency during the Ethiopia-Tigray War of 1975-1991”2023

    • 著者名/発表者名
      Momoka MAKI
    • 学会等名
      African Studies Conference “African Women, Civil Wars, and Peacebuilding”
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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