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2023 年度 研究成果報告書

70年代の大野美代子のインテリア・橋梁にみる領域横断的デザインの可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 21K12549
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関多摩美術大学

研究代表者

湯澤 幸子  多摩美術大学, 美術学部, 教授 (30756135)

研究分担者 吉村 純一  多摩美術大学, 美術学部, 教授 (20524135)
福島 秀哉  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 客員連携研究員 (30588314)
福井 恒明  法政大学, デザイン工学部, 教授 (40323513)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード都市のリビング / 環境デザイン / 空間デザイン / 領域横断
研究成果の概要

大野美代子が領域横断によって追求したテーマは、モノの規模やスケールの拡張ではなく、人と物と空間の関係性をどのように構築するかにあり、 インテリアデザイナーから環境デザイナーへ職能を変化させ、領域横断するデザイン思考によって「 美しい橋 」を追求した。デザインする事への根源的な問いかけにより、人間が生きられる空間のあり方や都市環境形成に関わる公共事業のあり方への意識改革、人間不在の効率主義および消費偏重の商業主義への批判を行なった。
本研究において、1970年代を中心に、アート、建築、インテリアデザイン周辺領域の思潮動向を分析し、同時代のデザイナーと比較し、デザイン思考と技術の特徴を明らかにする。

自由記述の分野

インテリアデザイン

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義と社会的意義は、大野美代子のデザイン思考と技術によって社会実装された「都市のリビング」としての歩道橋、橋梁、道のデザインを通じて、人間の居場所と都市環境形成に関わる公共事業の関係性を考察した上で、領域横断によって獲得されたデザインの社会的価値を明らかにし、次世代のデザイン評価の軸を示した点にある。
本研究の成果は、今後、デザイン顕彰制度を通じて、継続的に、人材育成に寄与すると共に、課題解決に向けた実効性のある持続的な空間提案、共創的なまちづくりに向けたデザイン手法の一助となることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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