研究課題/領域番号 |
21K12745
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松井 あや 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (20894950)
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研究分担者 |
倉島 庸 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (40374350)
野路 武寛 北海道大学, 大学病院, 助教 (10739296)
七戸 俊明 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (70374353)
平野 聡 北海道大学, 医学研究院, 教授 (50322813)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 外科教育 / 肝胆膵高難度手術 / 胆管空腸吻合 / 手術技能評価システム / 3Dシミュレーションシステム |
研究実績の概要 |
本研究の開始可能時期が新型コロナウイルス感染症の全国的なまん延による緊急事態宣言期間中であり、北海道大学の行動指針(BCP)により、新規研究の思考が困難な状況であった。具体的には、自施設・他施設を問わず、リクルートした被験者を訪問し、長時間同席で手技を撮像・評価する過程はB C Pに反するため施行できなかった。また、講習会やカンファレンスの開催も制限される中、本研究の柱ともいうべきcadaverトレーニングの開催自体も同様に見送られた。よって、該当研究期間の前半はエキスパートが執刀した過去の手術症例を後方視的に分析し、症例数の多い膵頭十二指腸切除における胆管空腸吻合(n=400)について、所要時間・縫合本数・縫合間隔といった情報を収集し、統計学的な解析を行い、修練医が目指すべき吻合を具体化した。また早期合併症としての縫合不全、晩期合併症としての吻合部狭窄の発症頻度や危険因子を調査し、これらの結果について学会発表を行い、知見の共有に努めるとともに、研究チームにおける情報共有を図った。今後新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いた時点で、cadaverトレーニングの開催を目指す。Cadaverトレーニングで被験者・エキスパートそれぞれの手技を撮影した映像を用いて、技能評価を行って得点を比較する。またトレーニング前後での得点の変化や手術成績との関連を検討し、申請者らが開発した評価スケールの妥当性評価を行うことを予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染症による北海道大学の行動指針(BCP)により、新規研究の開始が困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度は新型コロナウイルス感染症の流行により、多人数が参加する講習会やカンファレンスの開催、長時間の手術室滞在を要するような他施設への訪問などは実施できない状況にあった。令和4年度も同様の状況が続くことが懸念される。特にカダバートレーニングに関しては実施の見通しがつかないため、実際の手技を映像として記録し評価する過程は実施困難と予想される。状況に応じてカダバートレーニングを実施できるよう状況を注視していくとともに、現時点ではカダバーを使用したトレーニングを含む集合研修の実施は困難であることから、リモートトレーニングへの転換や、ビデオ教材の開発も念頭に計画を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和3年度は新型コロナウイルス感染症の流行により、カダバートレーニングを含む多人数が参加する講習会の開催ができず、研究の進行が遅れており、リモートトレーニングへの転換や、ビデオ教材の開発も念頭に計画を進める必要があるため。
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