研究課題/領域番号 |
21K12748
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
常陸 真 東北大学, 大学病院, 助教 (50400362)
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研究分担者 |
稲葉 洋平 東北大学, 災害科学国際研究所, 助教 (70704667)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 水晶体被曝 / 水晶体防護 / 放射線計測 |
研究実績の概要 |
放射線業務は、一般撮影(X線ポータブル撮影含む)・CT (Computed Tomography) ・IVR (Interventional Radiology) ・核医学検査・放射線治療など多岐にわたる。また、あらゆる職種が放射線を駆使しながらチーム医療で展開するために、放射線教育を十分に受けていない放射線医療従事者が水晶体被曝をする可能性が想定される。そこで本研究課題では、様々な放射線検査に資する医療従事者があらゆる場面で持続可能な水晶体防護策を瞬時に対応するためのモバイル型水晶体被曝防護システムの開発を試みる。これまで我々の研究グループは、基盤研究Cにおいて可搬型の水晶体防護機器の開発を行い、臨床使用時で約50%の従事者被曝低減を実現している。既存のノウハウを駆使し、移動性に特化させたあらゆる場面で持続可能なモバイル型放射線防護機器の実現を目指す。 2021年度は、さまざまな放射線検査場(CT透視下インターベンション、一般撮影、ポータブル撮影、歯科撮影領域)における平面および高さ双方の空間散乱線量分布の測定を行い、3次元的な基礎データを得た(新型コロナウィルス感染症の影響で当初予定していた他モダリティーの測定は行えなかった)。これらの空間散乱線分布を基盤に次年度に向けたプロトタイプのモバイル型放射線防護機器の開発を検討する。具体的には、防護板の形状や鉛当量、モバイル形状についての検討を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度計画していた放射線検査場における空間散乱線量分布について一部のモダリティーで行った。新型コロナウィルス感染症の影響で当初予定していた他モダリティーの測定は行えなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、プロトタイプのモバイル型放射線防護機器の開発を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度は、新型コロナウィルスにて物件費および旅費の使用が極端に少なかったため次年度に使用する予定である。
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