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2023 年度 実績報告書

日本書道史の「和様」に関する文献学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K12869
研究機関東京藝術大学

研究代表者

柳田 さやか  東京藝術大学, 美術学部, 助教 (80811819)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード書道史 / 書学 / 和様
研究実績の概要

2023年度は、明治期に編まれた書道史のうち、「和様」の書について論じているものを取り上げ、各著者が捉える「和様」形成期の典拠を考察した。書道史が編まれ始める明治20年代は、小杉榲邨や横井時冬、関根正直等が『異制庭訓往来』の部分を引用しており、この記述を小野道風および三跡による「和様」形成を証するものとしていたことが窺えた。明治40年代の三省堂刊行『日本百科大辞典』も同様である。明治期以後は古文献を明示しながら書道史を記述すること自体が少なくなるが、特に明治前期の国学者達は文献考証を能くし、「和様」形成期の典拠を『異制庭訓往来』に求める傾向があった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 明治期編纂の書道史における「和様」形成期の典拠―『異制庭訓往来』を中心として―2024

    • 著者名/発表者名
      柳田さやか
    • 雑誌名

      日本教育大学協会全国書道教育部門 研究紀要

      巻: 29 ページ: -

  • [図書] 書道Ⅲ 教師用指導書2024

    • 著者名/発表者名
      柳田さやか
    • 総ページ数
      -
    • 出版者
      東京書籍

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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