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2023 年度 研究成果報告書

経験的生命倫理学における方法論の構築とその応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21K12908
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
研究機関広島大学 (2022-2023)
京都大学 (2021)

研究代表者

澤井 努  広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (50769817)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード応用倫理学 / 経験的生命倫理学 / 倫理学
研究成果の概要

本研究成果の中心的な成果として、経験的生命倫理学で用いるデータの規範的重要性、とくに科学者等の専門家の意見との相対的な重みづけについて、倫理学と科学技術社会論(STS)の知見を総合しながら体系的に論じたることができた。この試みは類例が少なく、経験的生命倫理学の方法論をめぐる以後の世界的議論の参照点となることが期待される。当該研究は、応用倫理学・生命倫理学分野の国際誌に投稿する予定である。このほか、経験的生命倫理学の理論的背景を探究する過程で、規範倫理学・メタ倫理学など、応用倫理学に限らない幅広い倫理学分野の研究者との共同研究をおこない、以後の研究に向けて綿密な連携・協力関係を築くことができた。

自由記述の分野

応用倫理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、経験的生命倫理学の方法論を体系的に構築し、理論と経験的データの架橋を試みるものである。本研究における理論的・経験的研究の成果はすべて、国際的な学術論文として発表される予定であり、今後の世界的な議論の参照点となることが期待される。社会的意義としては、生命科学の倫理的課題に市民や政策決定者の視点を取り入れることで、より現実的かつ包括的な倫理的判断が可能となる点が挙げられる。具体的には、一般市民など非専門家を対象とした調査を通じて、個別の新興技術に対する態度を明らかにし、その結果を政策提言に結びつけることで、科学技術の社会的受容性を高めることができる。

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公開日: 2025-01-30  

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