• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

李卓吾批評の戯曲作品における評語の研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K12943
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02020:中国文学関連
研究機関神奈川大学

研究代表者

FAN KEREN  神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (80848044)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード李卓吾 / 戯曲 / 批評 / 容与堂
研究成果の概要


本研究は明の万暦年間の頃に刊行された「李卓吾先生批評」を冠した一連の戯曲作品における批評、とりわけこれらの作品に頻繁に使われている短評である「好」「妙」「画」の使い方や共通性の有無について、圏点の付け方や総評などと結び付けながら考察を行った。
その結果、「好」「妙」「画」及びこれらに関わりのある評語の作品・作品群ごとの使い方や共通性の有無がある程度明確化された。しかし、これらの評語の使用基準を精確に区別することはできないことが分かった。このことについて、版本問題や批評者問題の角度から推測を提示した。

自由記述の分野

中国文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

関連する従来の研究は、主に一部の作品の総評や総批から見られる「李卓吾」の作品に対する見解を分析し、版本もしくは批評者問題を論じることが多いが、「李卓吾批評」の特徴や性質を掴むには、未だ不十分である。
そこで、本研究は特に従来詳しく考察されていない短評を取り入れて細かく比較・分析することによって、これらの作品に高く評価されている内容の特徴、共通点の有無、そして批評者問題を新たな角度から検討した点で意義があると考える。また、研究対象となる作品には現在でも舞台や教科書に登場する名作が多々あるため、本研究はこれらの作品の明代における受容を理解する上で、一側面を提供できたかと考える。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi