現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「研究実績の概要」欄で記したように、特に時間的制約の点で本研究はおおむね順調に発展していると言える。progressive aspectの問題を解決したEarliest演算子を提案したことや、Smirnova (2013)などで本研究の分析とは異なる時間的制約が提案されているという問題への対応など、本研究の分析は着実に洗練されていると言うことができる。また、apparently, seem, 「ようだ」, リルエット語の証拠性表現-an, should, ドイツ語の法助動詞sollteなどの推量表現の意味にEarliest(p)とEATの前後関係の指定が含まれているという趣旨の論文をJournal of Pragmaticsから出版することもできた。その出版過程で査読者から分析の改善点に関するコメントも頂戴している。 本研究のもう一つの観点である「推量の形式」に関しては現時点では本格的に着手することはできていないが、こちらについては2年目に調査・分析を始める予定である。
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