中国紹興方言では、結果持続と進行を表す表現は、「Vダ(帯)/ Vドン(口に冬)/ Vハン(亨)」、「レ(来)ダ/レ(来)ドン/レ(来)ハン」のように三体系に分かれている。「ダ」「ドン」「ハン」はそれぞれ存在事物が話し手の可触領域内、聞き手の可触領域内、話し手と聞き手の可触領域外に位置する場合に用いられる。そして、「ドン」は聞き手への配慮がコード化される間主観性の用法もある。文末助詞「哉」は新しい状況の出現済みを表し、具体的には「変化の実現」、「変化過程の出現済み」、「計画行為を実施する時の到来」などの用法を持つ。「哉」は相対的過去テンスを表し、パーフェクトマーカーである。
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