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2021 年度 実施状況報告書

自由関係節の発達についての史的統語論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K13023
研究機関弘前大学

研究代表者

近藤 亮一  弘前大学, 教育学部, 講師 (30803225)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード自由関係節
研究実績の概要

本年度では、現代英語における自由関係節の性質やそれに対する統語分析について情報収集を行い、初期英語における自由関係節の分布に関してコーパス調査を開始した。
現代英語の自由関係節に関しては生成文法理論の下で多くの分析が提案されてきた。その中でも、Labeling Algorithmなどの最近の理論を用いた論文・文献を中心に、自由関係節に関する事実やそれらに対する理論的分析について情報収集を行った。この情報収集では、これまで不可能であると認識していた種類の自由関係節を可能なものとして扱っている論文・文献があることや、特殊な自由関係節の性質を極小主義理論の下で分析している論文があること等がわかった。また、英語史におけるある種の自由関係節の変化を取り扱っている先行研究を発見することもできた。これらの情報の把握により、初期英語の自由関係節について調査する際に注意すべき点を確認することができた。特に、現代英語において観察される特殊な自由関係節が出現した時期・過程・要因は調査する必要があるだろう。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

予定していたよりもコーパス調査が進まなかったため。

今後の研究の推進方策

自由関係節全般に関してコーパス調査を進め、英語史における自由関係節の分布を明らかにする予定である。その後、歴史的事実に対する理論的分析を検討する。

次年度使用額が生じた理由

購入予定の文献を購入しなかったため。また、参加を予定していた学会・研究会がオンラインで開催され、使用する予定の旅費を使用しなかったため。次年度では、英語やほかの言語の自由関係節に関する言語事実を把握するために、学会・研究会で情報を収集し、関連する文献の購入を検討する。

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公開日: 2022-12-28  

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