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2021 年度 実施状況報告書

混合研究法を用いた日本人英語学習者のライティングプロセスの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K13050
研究機関千葉大学

研究代表者

石井 雄隆  千葉大学, 教育学部, 准教授 (90756545)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード英語教育 / 第二言語ライティング / キー入力記録 / 測定・評価 / ICT
研究実績の概要

本研究は,混合研究法を用いて日本人英語学習者のライティング・プロセスを明らかにすることを目的とする.混合研究法とは,「量的・質的データを組み合わせて使用することで,どちらか一方の研究アプローチを使用したときよりも研究課題に関するより良い理解が得られる」(Creswell & Plano Clark, 2007)手法の一つであり,近年,看護学や教育学などで盛んに用いられている研究手法の一つである.本研究においては,量的データとして日本人英語学習者のキー入力記録データを用いて,質的データとしては刺激再生法によって産出された言語プロトコルデータを用いる.客観的な行動履歴としてのキー入力記録データと主観的報告である質的データを収集することで,日本人英語学習者のライティング・プロセスについて詳細に検討し,外的要因(e.g., 習熟度,性別,ライティング・ストラテジー)との関係を明らかにする.

本研究課題は,4年計画で行う.令和3年度前半は,データ収集のための基礎的検討を行う.具体的には,関連する最新の文献の調査を行い,実際の実験で使用するタスクの作成を行う.また後半は,作成したタスクを用いた予備的検討を行う.令和4年度前半は,データを実際に収集し,収集したデータのコーディングを行い,それを基に令和4年度後半には学会発表を行う.令和5年度前半は,パイロット調査を踏まえ,本調査のデータ収集とコーディングを行い,後半には成果発表を行う.令和6年度は,分析結果をまとめ,学術誌投稿用論文執筆・投稿を行う.

令和3年度前半は,データ収集のための基礎的検討を行った.具体的には,関連する最新の文献の調査を行い,実際の実験で使用するタスクの作成を行った.また後半は,作成したタスクを用いた予備的検討を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

令和3年度前半は,データ収集のための基礎的検討を行う予定であった.具体的には,関連する最新の文献の調査を行い,実際の実験で使用するタスクの作成を行った.また後半は,作成したタスクを用いた予備的検討を行った.計画書の予定通りに進めることができた.

今後の研究の推進方策

令和4年度前半は,データを実際に収集し,収集したデータのコーディングを行い,それを基に令和4年度後半には学会発表を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

(理由)プロジェクトは概ね順調に進んでいるが,予備的検討のデータに関わる人件費を今年度執行することができなかった.

(使用計画)予備的検討のデータに関わる人件費を来年度執行することとし,未使用額はその経費に充てることとしたい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] ラーニング・アナリティクスと教育評価2021

    • 著者名/発表者名
      石井雄隆
    • 学会等名
      日本言語テスト学会(JLTA)第24回全国研究大会
    • 招待講演

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公開日: 2022-12-28  

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