研究課題/領域番号 |
21K13119
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西田 祐子 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 招へい研究員 (70883734)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 唐代史 / 唐帝国 / 『新唐書』 / 史料批判 / 正史 |
研究実績の概要 |
第2年目においては、研究課題の遂行はやや頓挫気味であった。研究対象である『新唐書』志のうち、前年度に引き続き「兵志」を分析していたが、調査における当初の予想と異なる分析結果が現れたため、方向修正等が必要となったからである。現在、関連する必要な使用や書籍を博捜し、入手に努めているところである。本来の計画であれば、第3年目をめどに中間報告書等の作成を検討する予定であったが、当面延期し、作業を継続しながら今後の状況に応じて作成・発行をおこないたい。また、並行して、他の「志」の部分に対する分析作業も始めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
分析対象として『新唐書』のうち「兵志」を調査していたが、当初の予想とやや異なる結果が現れはじめ、分析・考察の方向修正をしなければならなくなったため。
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今後の研究の推進方策 |
第2年目においては、少し作業ペースが緩やかになったため、第3年目以降はやや速度を上げて分析を進めていきたい。その際、第2年目において軌道修正が必要になったことに鑑み、手法も含めてより広い視野をもって再検討をおこなえるように整えたい。本来の計画によれば、第3年目をめどに中間報告書等の作成を検討する予定であったが、まずは分析を厳密に行うことを優先して進めていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画の進行に大きな変更があり,購入物品等にも変更が及んだことが原因で,前年度に使用しなかった金額が発生しているため。また,同じ原因により前々年度にも未使用額が生じているため。次年度使用計画としては,研究計画の変更にともない取り寄せが必要となった各種資料および研究書を購入し,可能であれば研究報告書の発行に使用する予定である。
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