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2021 年度 実施状況報告書

韓国の非正規労働者の雇用安定と処遇改善のための法制度の立法効果に関する考察

研究課題

研究課題/領域番号 21K13200
研究機関岩手県立大学

研究代表者

徐 侖希  岩手県立大学, 総合政策学部, 講師 (10769540)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード非正規
研究実績の概要

近年、日本においては、非正規労働者の著しい増加とその質的変化に伴い、非正規労働者の雇用安定及び待遇改善が重要な政策課題となっている。そして、現に、日本においては、このような政策課題に応えようとする立法措置が相次いできた。しかし、肝心なのはこれからであり、今後、この新しいルールが、非正規労働者の雇用安定と処遇改善にどのように機能していくのか、その適用状況が注目されると共に、非正規労働者の雇用安定と処遇改善のために、何をすべきであり、何ができるか、さらに議論を深めていくことが求められているといえる。このことを踏まえ、本研究では、雇用分野において日本と同様の課題を抱えていながら、日本よりも先に非正規労働者の雇用安定や処遇改善のための立法措置を講じた韓国の法制度につき、その立法効果という観点から考察することによって、日本法への示唆を見出そうとする。
ところで、本研究の中心は文献研究である。しかし、研究資料の中で、特に韓国に関する文献については、これまで韓国の法制度等についての研究があまりなされてこなかったこともあって、所属大学はもちろんのこと、日本国内のほかの大学や研究機関においても十分にそろっていないのが現状である。そこで、研究費を活用して韓国に行って研究資料を収集する必要があったが、新型コロナウイルス感染症の影響により韓国に行くことができず、資料収集が困難な状況が続き、インターネットから入手できる文献調査のみにとどまった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

韓国での資料収集はもちろん、日本国内での資料収集も容易ではない状況が続いていたため。

今後の研究の推進方策

R4年度は、新型コロナウイルス感染症に係る移動制限が緩和されそうなので、まずもって非正規労働者の雇用安定や処遇改善のための韓国の法制度に関する文献収集・読み込みに取組み、R3年度の遅れを取り戻す予定である。

次年度使用額が生じた理由

R3年度は、新型コロナウイルス感染症に係る移動制限により、文献収集が容易ではなく、使用できなかった。R3年度に使用できなった研究費は、R4年度の文献収集に充てる予定である。

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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