| 研究課題/領域番号 |
21K13224
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| 研究機関 | 福島大学 |
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研究代表者 |
林 嶺那 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (60846236)
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| 研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | 人事行政 / 官僚 / 就職動機 / インタビュー調査 / 人事管理 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、多くの官僚を生み出してきた東京大学の学生を対象に、官僚への就職意欲を規定する要因やその因果効果、更にはそうした因果関係の背景にある学生の認識を、コンジョイント実験とインタビュー調査を組み合わせた混合研究を通じて体系的かつ厳密に明らかにすることを目的とする。既存研究の蓄積が十分ではないことに鑑み、まずインタビュー調査を実施することで、官僚を目指すに至る認知メカニズムや就職に至るプロセスの解明に、2021年は力点を置いた。官僚志望者30名に対する延べ40回、計100時間超のインタビューを実施した。このインタビューデータに対して試行的なコーディングと理論枠組みを整えた上で、東京大学行政学研究会で報告を行うこともできた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年は、官僚志望者30名に対する延べ40回、計100時間超のインタビューを実施し、このインタビューデータに対して試行的なコーディングと理論枠組みを整えた上で、東京大学行政学研究会で報告を行うことができた。調査や研究報告を通じてより深めるべき論点が明らかになったという意味でも、有意義な1年であった。
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| 今後の研究の推進方策 |
2022年度は、研究報告を継続しつつ、それらの報告で得られたコメントを踏まえてコーディングを改善し、理論的枠組みを発展させる。並行して、追加的な調査が必要な対象（地方大学出身者、非志願者、人事院担当者等）にコンタクトを取りインタビューを実施する。こうして得られた結果も踏まえて理論枠組みをより精緻化する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
計画的な予算の執行に努めたが、計画性が不十分であったため、ごくわずかではあるが683円という残余が生じた。2022年度以降は計画的な予算執行に努めたい。
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