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2021 年度 実施状況報告書

予防的保健行動に関する選好と機会費用の効果

研究課題

研究課題/領域番号 21K13314
研究機関静岡県立大学

研究代表者

野口 理子  静岡県立大学, 経営情報学部, 助教 (00878241)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード予防 / 健康行動 / 生活習慣病
研究実績の概要

本研究では、平均寿命と健康寿命とのギャップの縮小や健康の維持及び疾病予防のための取組み、また、生活習慣病の予防事業が推進されている近年の背景において、人々の健康行動を鈍らせる要因に着目して分析を行なう。本研究の目的は、予防的保健行動における選択問題を対象として選好及び機会費用に関して分析を行ない、人々の積極的な予防的保健行動を促進させる方策を検討することである。
上記を遂行するため、健康の増進や病気の予防における個人の行動の特徴、また、金銭的ハードルや精神的なハードルに関する調査に取り組んでいる。初年度である本年は、調査のための質問票の設計を行ない、予防行動の評価方法について検討し、対象者の予防行動への意識や取組みへの積極性を評価する指標を設けた。
また、調査する機会費用の内容については、対象者の働き方や生活様式に着目し、機会費用の存在が健康診断の受診といった予防的行動に与える影響を明らかにするため、金銭的及び精神的なハードルの面から評価方法の整理及び検討を行なった。これに加え、人々が具体的にどのような種類の機会費用の問題に直面しているのかを検証する目的のため、本研究では労働時間や業種、職場環境など働き方についての指標、また、育児や介護等の家庭での状況に関する指標を加えた。
さらに、ここ数年の人々の生活様式や意識の変化に関する設問を設け、感染症対策の影響によって変化した行動に関する対応を行なう。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

感染症の影響により次年度に調査の実施を行なうことと変更したため、遅れが生じていると判断した。調査は、人々の生活の変化の問題に関する調査項目を加えて行う予定である。

今後の研究の推進方策

次年度は調査を実施し、データを整理し分析を行なう。また、調査の結果をとりまとめ、研究成果の発表に努める。

次年度使用額が生じた理由

感染症の影響により次年度に調査の実施を行なうことと変更したため次年度使用額が生じた。次年度は調査の実施を行ない、その費用として使用する予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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