研究課題/領域番号 |
21K13397
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
細田 雅洋 立教大学, 経営学部, 助教 (50733888)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 統合報告 / 統合思考 / 統合報告書 / マネジメント・コントロール・システム |
研究実績の概要 |
Corporate Social Responsibility and Environmental Management誌に論文が公表された。タイトルは"Adoption of integrated reporting and changes to internal mechanisms in Japanese companies"である。この研究では,日本企業を対象としたインタビュー調査を通じて,統合報告の適用による組織内部の変化を明らかにした。この研究を通じて,日本企業において統合報告を適用する意義や適用する際の課題を示すことができ,さらに,本研究課題への方針も見出した。
また,研究計画にもとづき,次年度に研究成果を公表するために,統合報告とマネジメント・コントロール・システムに関わるインタビュー調査を実施した。調査を通じて,統合報告と戦略を実現していくためのマネジメント・コントロール・システムとの関係が明らかになりつつある。引き続きインタビュー調査を実施し,研究成果において,長期的な価値創造を思考した企業経営の実現を促すマネジメント・コントロール・システムを示すことを目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
進捗はやや遅れている。計画していたインタビューは着実に実施することができているものの,新型コロナウイルス感染症の流行や企業の統合報告書の作成状況,決算との兼ね合いから,計画していた数のインタビューを実施できていないことが理由として挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
計画していた数のインタビューを実現できるよう,引き続き,統合報告書を発行している企業にコンタクトする。インタビューの実施と同時に,データ分析や論文執筆を開始し,本年度に計画していた学会報告を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビューを実施することはできているが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で,インタビューは全てオンラインで実施されたため,旅費をほとんど使用しなかったことが挙げられる。
次年度の使用計画として,2つ挙げる。第1に,新規のリサーチサイトでの調査活動(旅費やインタビューの文字起こしの費用)に助成金を使用する。第2に,国内外の学会で研究成果を報告するための学会参加費や旅費として助成金を使用する。
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