研究課題/領域番号 |
21K13436
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
樋口 麻里 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (80755851)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 脆弱性 / 社会的排除 / 精神障がい者 / フランス / 日本 / 社会調査 / 社会学 |
研究実績の概要 |
今年度の主な活動は次の4点である。 1)2021年度に学会発表を行った日仏Web調査の自由回答の分析について、2023年度中に刊行予定の書籍に掲載できるように、結果をまとめた。 2)コロナ禍の影響により、フィンランドの医療機関の現地調査の実施が見通せないため、国内の質問紙調査を前倒しして実施した。また、国内調査をweb調査から郵送調査に切り替え、対象者についても、調査会社のweb登録モニターから、無作為抽出された調査会社の登録モニターに変更して、調査データの質と規模を拡大した。 3)すでに実施したフランスでの調査結果について、論文発表を行った。 4)2021年度に学会発表を行った、精神障がい者を対象とした国内の質問紙調査の自由回答項目の分析について、国際誌へ投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外の現地調査の実施予定が見通せないが、代わりに国内の質問紙調査を予定を繰り上げて実施することができており、質問紙調査の質と規模も拡大できたため。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの調査結果を書籍にまとめるとともに、国内の質問紙調査の分析を進め、学会報告や論文の執筆に取り組む。また、海外の現地調査については、国内の協力研究者として実施について検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
国内の質問紙調査について、調査委託業者に委託する業務内容を減らすことで、費用を抑制することができたため、次年度使用額が生じた。これらの予算は、次年度以降実施を検討している海外調査および、論文や学会発表の英文校正費用、調査データの整理にかかる人件費等に使用する。
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