開発した尺度は5つの部分にわけてスコア化できるため、①保護者が医療者と良好なコミュニケーションがとれているか、②医療者から丁寧な説明を受けて治療方針に理解・納得しているか、③保護者が子どもに使用する薬の情報を知っているか、④指示通りに飲ませられているか、⑤子どもが実際に薬を飲めているかについてスコアの低い部分を薬剤師などの医療従事者が重点的に支援できるようになるなど社会的意義が高い。 学術研究においては、「子どもの薬物治療のアドヒアランス」が測定できるようになり、関連要因の検討などアドヒアランス向上のための研究がすすむことが期待される。
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