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2021 年度 実施状況報告書

中学校家庭科における「対人スキル」育成を目指した未来志向型の授業開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K13586
研究機関三重大学

研究代表者

村田 晋太朗  三重大学, 教育学部, 准教授 (60880713)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード中学校家庭科 / 対人スキル / 実践開発 / 家族関係
研究実績の概要

本研究全体の目的は,(1)中学校家庭科における「対人スキル」育成を目指した未来志向型の授業を開発する,(2)開発した授業を実践し,学習効果を検証することである.
令和3年度は,国内外の未来志向型の対人関係(主に恋愛関係,パートナーシップ,リーダーシップなどの文脈)に関する理論や実践に関する文献収集を行い,未来志向型の対人関係に関する実践の状況把握を行なった.特に,パートナーシップや恋愛関係に関する先進的な実践として,アメリカThe Dibble Institute社の青年期における恋愛関係,パートナーシップに関する対人関係の学習パッケージを収集し,情報整理を行なっている.また,学習パッケージを参照し,中学校家庭科における対人関係の学習プログラムの開発段階である.中学校の現職教員と連携を取りながら,共同的に実践開発を行なっている.
また,本研究に関わる基礎的な研究として,アメリカ家庭科教科書の分析及び日本の教科書との比較分析も行なっている.結果として,米国の家庭科教科書では,目標の記述を見ると,理解する姿が明確にされていた.また,学習内容や学習課題の性質や課題解決で必要な能力について具体的で解釈しやすく,明快な授業づくりにつながる記述が見られた.日米の家庭科教科書の記述を目標・学習内容・学習方法の視点から比較することによって日本の家庭科における家族の教育方法に対する示唆を得ることができたといえる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

令和3年度に予定していた情報収集及び情報整理については概ね計画的に進んでいる.一方で,実践開発については現職教員との連携が新型コロナウイルス感染拡大などの影響もあり,やや進捗は遅れている状況である.

今後の研究の推進方策

今後は,現在情報整理中であるアメリカ家庭科における対人関係プログラミングをさらに分析を進める.また,開発を行なっている実践を中学校にて実施し,生徒の学習効果について検証を行う.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 日米家庭科教科書における家族に関する記述の比較 ;目標・学習内容・学習方法の視点から2021

    • 著者名/発表者名
      村田晋太朗,岸田蘭子
    • 学会等名
      教育目標評価学会
  • [学会発表] 小学校,中学校家庭科における情意領域の評価に関する一考察 ―学習指導要領及び評価に関する参考資料の分析を通して―2021

    • 著者名/発表者名
      村田晋太朗
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会

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公開日: 2022-12-28  

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