本研究の目的は,中学校家庭科における「対人スキル」育成を目指した未来志向型の授業を開発することである.研究方法は,対人関係に関する文献を収集・分析し,授業の開発することである. 結果として,日本の家庭科教育では主に「今の家族」を題材にしたものが多いが,対象とした『Love Notes』は幅広い人間関係・近い将来の自分自身に目を向けさせている.そこで,日本の恋愛関係のイメージはLNで扱われているような多様性を踏まえた関係性とはなっていないと予測し,日本と諸外国のパートナーシップに関する理解をきっかけとするような教材を開発した.
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