本研究はこれまで医療系大学生の医療倫理や臨床技術を学ぶ場であった臨地実習や地域支援活動が、COVID-19の感染拡大で困難となり、オンラインでの体験学習を教育の場として、地域高齢者の健康増進活動とのハイブリッドな効果検証を実施した。現在COVID-19は対面接触を禁止するような状況ではなくなったが、本研究の結果は今後過疎化が進む日本の田舎地方において地域高齢者への新しい健康増進ツールとなり得る可能性があり、大学教育の新しい体験型学習のツールとして活用できる可能性がある。本研究は、対面での活動が困難な状況でもオンラインで同様の教育効果が得られる可能性を提示できた点で有意義であった。
|