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2023 年度 研究成果報告書

MCCに対応した数学教育のための共分散構造分析を用いた学習到達度試験の分析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K13610
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関熊本高等専門学校

研究代表者

石田 明男  熊本高等専門学校, リベラルアーツ系理数グループ, 助教 (80633619)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード共分散構造分析 / 探索的因子分析 / 確認的因子分析 / 学習到達度試験 / 国立高専 / 数学教育
研究成果の概要

国立高専では教育の質保証として,モデルコアカリキュラム(MCC)が明示され,教育内容・方法の改善や,学生の主体的な学習姿勢の形成を促すことを目的として,第3学年の学生に対して学習到達度試験が実施されていた.本研究では,数学の学習到達度試験がMCCと対応した学習単元毎の大問として出題されていることに着目し,共分散構造分析を用いて、潜在変数を仮定しない分析及び潜在変数を仮定した探索的因子分析や確認的因子分析を行った。それにより、高専の低学年で学習する単元の間の因果関係を数値が付されたパス図により表現することによって明らかにし,使用したデータにおいて関連が深い学習単元を特定することが出来た。

自由記述の分野

教育工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高専の教育の質の保証を目的とした「モデルコアカリキュラム」に対応した学習項目についての分析結果であり、それらの項目は高校数学と対応する項目が多いことから、数学の試験結果に対する分析方法の一つとして共分散構造分析により様々な分析が出来ることを明らかにした点において意義があるものであり、数学教育に活用できる結果であると考える。また、フリーソフトウェアである統計分析ソフトウェアRを利用したことで、他の高等専門学校や高等学校などでも本研究結果と同様の分析が比較的容易に実行できるため、教学IRの面でも社会的に貢献できたと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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