昨今、少子高齢化は、教育分野にも大きな課題となっており、地方によっては、少人数で制限されたグループ活動が余儀なくされている。そこで、本研究で開発したチャットボットシステムは、学習における議論の場に、仮想議論者としてグループ活動に加わえることができるため、数少ない人数のグループ活動でも、効力を発揮することが期待できる。これにより、教育・学習の質の向上が期待できる。また、学習分析の分野においてもグループ活動の分析が進んでいるが、実際にフィードバックしてから学習効果を評価する研究事例がまだ少ないため、本研究成果は、一つの教育エビデンスとして役立つことが期待できる。
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