研究課題/領域番号 |
21K13664
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研究機関 | 国際高等専門学校 |
研究代表者 |
伊藤 恒平 国際高等専門学校, 国際理工学科, 教授 (10442451)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 遠隔教材 / 遠隔プログラミング / 遠隔授業 / マイクロマウス / 2輪移動ロボット / IOT教材 |
研究実績の概要 |
当該年度は、制御装置を試作した、前年度の進捗を受けて、動作速度の制限等をソフトウエア側で制限をかけ、学生等が教育等でプログラミングを実施した際に暴走しない対策を施した基板を製作した。作成した基板は設計ミスがありプログラムが書き込めない等の不具合が生じたため、それらの改善を施した新制御装置を設計し修正した。不具合が生じたため若干進捗が遅れているが、設計における留意事項が判明したため今後の研究開発活動における知見を得ることができた。 遠隔でプログラムを書き込み動作することを確認できたため、本教材を用いた授業展開を今後は検討していく。 また、研究活動を実施していく中でIOTデバイスが日夜進歩している実態を目の当たりにしており、遠隔でロボットプログラミングを実際に行い動作確認をしフィードバックするために適したIOTデバイスが市場に出回っていることから、そのような機材を用いた場合の可能性も実施に支障のない範囲でまとめてみたいと考えている。 最終年度においては、開発した遠隔プログラミング教材を用いた、教育用資料を作成し模擬事業を行っていく計画である。そのため、開発教材の仕様や作成方法、プログラムの実施方法や遠隔での書き込み方法、及び遠隔でのプログラムの実行方法や実施結果の取得方法などをまとめたマニュアルや教材を用いた授業プランなどを作成する予定である。作り上げた教材を使用した模擬授業の実施を目指す。 システム統合の一例として学会等での発表も視野に入れて研究を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当該年度は、制御装置を試作することができた。 遠隔でプログラムを書き込み動作することを確認できたため、本教材を用いた授業展開を今後は検討していく。 このため次の段階である、授業用マニュアルや教材の作成に着手できることから、おおむね順調に進展しているものと考える。
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今後の研究の推進方策 |
研究活動を実施していく中でIOTデバイスが日夜進歩している実態を目の当たりにしており、遠隔でロボットプログラミングを実際に行い動作確認をしフィードバックするために適したIOTデバイスが市場に出回っていることから、そのような機材を用いた場合の可能性も実施に支障のない範囲でまとめてみたいと考えている。 最終年度においては、開発した遠隔プログラミング教材を用いた、教育用資料を作成し模擬事業を行っていく計画である。そのため、開発教材の仕様や作成方法、プログラムの実施方法や遠隔での書き込み方法、及び遠隔でのプログラムの実行方法や実施結果の取得方法などをまとめたマニュアルや教材を用いた授業プランなどを作成する予定である。作り上げた教材を使用した模擬授業の実施を目指す。 システム統合の一例として学会等での発表も視野に入れて研究を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
プログラミングを実行した場合にロボットを復帰させる仕組みをハード的に行うことも模索していたが、初年度の検討でハード的に行うことは実現も短期間では難しく、ロボットのハード的な制限やソフト的な工夫で対処可能であることからそのためのハードの作成に関する費用が削減できたことによる。研究期間を通じてより目的達成のために適したIOTデバイスが開発されてきていることから、そのような機器の購入や試用に当該費用を当てたいと考えている。
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