研究課題/領域番号 |
21K13723
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研究機関 | 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所 |
研究代表者 |
木内 敬太 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 過労死等防止調査研究センター, 特定有期雇用職員 (10791949)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 心理的ディタッチメント / 仕事関連の反芻 / 実行機能 / 認知機能検査 / Nバック課題 / フランカー課題 / セットシフティング課題 / 職業性ストレス |
研究実績の概要 |
本研究は3年計画で、初年度に尺度作成、2年目に予備調査、3年目に本調査を実施する予定であった。初年度は、本調査で使用する仕事関連反芻尺度について、尺度翻訳と妥当性の確認のための調査に向けた準備を進めた。
具体的には、まず、原版の作成者から翻訳のための許可を得た。原版著者から、因子分析の結果、英語版のフォーマット、最新の発表論文の送付を受けた。次に、妥当性の評価において使用する他の心理尺度を集め、必要に応じて使用許諾を得た。妥当性の評価のための調査では、原版を参考に、日本語版リカバリー経験尺度16項目、Rumination-Reflection Questionnaire日本語版24項目、Oldenburg Burnout Inventory日本語版の疲弊尺度8項目を用いることとした。これらの内容について、所属機関の倫理審査を受け、承認を得た。
その後、尺度翻訳については、訳者1名による翻訳を終え、2人目の訳者による翻訳の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初1年目に尺度の妥当性に関する調査を実施する予定だったが、翻訳の準備に予定以上に時間がかかってしまい、次年度に持ち越しになった。
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今後の研究の推進方策 |
年度初め、尺度の翻訳、バックトランスレーションを実施し、妥当性確認のための調査を実施する。その後、本調査とその予備調査に関する倫理申請を行い、本年度中に予備調査を開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
尺度翻訳の準備に予定よりも時間がかかってしまい、翻訳された尺度の妥当性の検討に関する調査が次年度に持ち越しになってしまったため。
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