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2023 年度 実施状況報告書

労働者の心理的ディタッチメントとメンタルヘルス不調に対する実行機能の影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K13723
研究機関独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所

研究代表者

木内 敬太  独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 過労死等防止調査研究センター, 任期付研究員 (10791949)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード心理的ディタッチメント / 情緒的反芻 / 問題解決の思索 / 仕事関連反芻 / 疲労 / ウェルビーイング / ストレス / 産業保健
研究実績の概要

本年度は第96回日本産業衛生学会にて「仕事関連反芻思考尺度日本語版(WRRQ-J)の信頼性・妥当性の検証」というタイトルの発表、2023ICOH-WOPS・APA-PFAW合同会議にて、"The impact of psychological detachment, affective rumination, and problem-solving pondering on quality of life and exhaustion: modeling the interactions using longitudinal data" というタイトルの発表を行った。WRRQ-Jの翻訳と信頼性・妥当性の検証は完了し、一部原版と項目と因子との関連が異なるものがあり、この原因については継続的な検証が必要だが、当初予定していた通り、十分な信頼性と妥当性が認められた。さらに、短期間の2時点間の比較から、情緒的反芻や問題解決の思索といった仕事関連の思考が、心理的ディタッチメントの減少と疲労の増加を同時に引き起こす可能性があることを示唆した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度中に認知心理学検査をオンラインで実施するシステムを開発し、予備実験、本実験を行う予定だったが、認知心理学検査のシステム開発に時間がかかってしまい、完遂できなかった。研究期間を延長し、本年度中の完遂を目指す。

今後の研究の推進方策

早期に認知心理学検査をオンラインで実施するシステムの開発を行い、予備実験と本実験を遂行する。6月中に予備実験、8月から10月にかけて本実験を行うことを予定している。

次年度使用額が生じた理由

認知心理学検査をオンラインで実施するシステムの開発に時間がかかり、実施予定だった予備実験および本実験が実施できなかった。その為、関連の経費を次年度使用とした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 仕事関連反芻思考尺度日本語版(WRRQ-J)の信頼性・妥当性の検証2023

    • 著者名/発表者名
      木内敬太
    • 学会等名
      第96回日本産業衛生学会
  • [学会発表] The impact of psychological detachment, affective rumination, and problem-solving pondering on quality of life and exhaustion: modeling the interactions using longitudinal data2023

    • 著者名/発表者名
      Keita Kiuchi
    • 学会等名
      Joint Congress of ICOH-WOPS & APA-PFAW 2023
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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