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2023 年度 実施状況報告書

日常生活の反すうが抑うつを予測する認知行動プロセスの検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K13730
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

佐藤 秀樹  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助教 (30849097)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード反すう / 抑うつ / 新型コロナウイルス感染症 / 心理尺度 / 患者報告式アウトカム尺度
研究実績の概要

本研究課題の目的は,日常生活の反すうが抑うつを予測する認知行動プロセスを検討することである。当該年度では,経験サンプリング法を用いて日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響を検証するにあたり,研究デザインのレビュー,研究計画書の検討と作成,調査委託候補先との費用等の調整を行った。加えて,日本心理学会第87回大会にて質の高い心理尺度・患者報告式アウトカム尺度の開発に関する公募シンポジウムを開催した。
また,当該年度では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が社会や人々のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼしていた。そのため,第22回日本トラウマティック・ストレス学会にてCOVID-19と医療従事者のメンタルヘルスに関する企画シンポジウムを開催した。また,COVID-19関連ストレス,抑うつ症状,全般性不安の相互増強的関係に関する計3波のオンライン調査を実施した。そして,第1波調査で得られたデータをもとに,日本健康心理学会第36回大会にて心理尺度の信頼性と妥当性を検証した研究ポスター発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当該年度中に日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響に関する調査を開始する予定だったが,研究デザインの決定や調査委託候補先との費用等の調整に時間を要し,調査を開始できなかったため。

今後の研究の推進方策

研究期間を延長し,日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響に関する調査を実施する予定である。経験サンプリング法を用いた調査実施期間は,その後のフォローアップ調査を含めて8週間程度であるため,研究期間を延長することで完遂できる計画である。

次年度使用額が生じた理由

当該年度中に日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響に関する調査を開始する予定だったが,研究デザインの決定や調査委託候補先との費用等の調整に時間を要し,調査を開始できなかったため次年度使用額が生じた。この調査費用は次年度使用額で支出する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 当事者の声を尺度に届ける――尺度開発における質的研究アプローチ――2024

    • 著者名/発表者名
      佐藤秀樹・陶 貴行・本田真大・北原祐理・日髙友郎・中村菜々子・国里愛彦
    • 学会等名
      日本心理学会第87回大会
  • [学会発表] 5類感染症移行後の COVID Stress Scales の測定精度――項目反応理論に基づく検討――2024

    • 著者名/発表者名
      佐藤秀樹
    • 学会等名
      日本健康心理学会第36回大会
  • [学会発表] 様々な災害とトラウマを考える2024

    • 著者名/発表者名
      高橋 晶・池田美樹・大久保善朗・佐藤秀樹・岩切昌宏
    • 学会等名
      第22回日本トラウマティック・ストレス学会

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公開日: 2024-12-25  

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