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2022 年度 研究成果報告書

表面トラップ上でのイオンと光共振器の強結合系の実現

研究課題

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研究課題/領域番号 21K13861
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
研究機関東京大学

研究代表者

長田 有登  東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (90804138)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードイオントラップ
研究成果の概要

本研究では表面トラップ上でのイオン-光共振器結合系の実現へ向けて要素技術の開発をお行ってきた。イオントラップ実験系の構築の際に原子イオンの発生手法としてレーザーアブレーションによる原子発生とその光イオン化を採用した結果、表面電極イオントラップとの組み合汗が奏功し単一のイオンのみを決定論的に捕獲できるような条件が存在することを示唆する結果を得た。また、レーザーアブレーションによる原子発生は周囲の汚損が少ない手法であり、光共振器の性能をそこなうりすくが小さいものとしても有望である。さらにこれを推し進め、レーザーアブレーション原子源の系を光ファイバを用いてコンパクトに実現することにも成功した。

自由記述の分野

量子技術

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果はイオントラップ量子技術の基礎実験技術に関するものにとどまるが、それだけに今後イオントラップ量子技術において用いられるスタンダードなテクニックとして残り続ける可能性が高い。また、そのファイバーによるコンパクト化はイオントラップ量子技術の工学的側面を推し進めるものであり、かつ光技術を推し進めるものでもあるといえ、今後ますます社会において重要性を増す量子技術の小さくはあるが重要なステップであったと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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