本研究では表面トラップ上でのイオン-光共振器結合系の実現へ向けて要素技術の開発をお行ってきた。イオントラップ実験系の構築の際に原子イオンの発生手法としてレーザーアブレーションによる原子発生とその光イオン化を採用した結果、表面電極イオントラップとの組み合汗が奏功し単一のイオンのみを決定論的に捕獲できるような条件が存在することを示唆する結果を得た。また、レーザーアブレーションによる原子発生は周囲の汚損が少ない手法であり、光共振器の性能をそこなうりすくが小さいものとしても有望である。さらにこれを推し進め、レーザーアブレーション原子源の系を光ファイバを用いてコンパクトに実現することにも成功した。
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