外部コイル形状と電流値を変量として核融合炉のプラズマ閉じ込め磁場を数値的に最適化する手法を新たに開発し、ヘリカル型核融合炉の課題である閉じ込め改善と電磁流体的(MHD)安定性の両立、そしてダイバータ配位を実現するコイルおよび磁場配位の探求を行なった。連続ヘリカルコイルの形状を3次B-spline曲線で表現し最適化することにより、新古典輸送とMHD安定性の改善された先進的磁場配位において、ダイバータレグ状の磁力線構造を生成可能であることを示した。また、最外殻磁気面外側の磁力線構造を最適化に取り入れ、ブランケットスペースを確保しつつ新古典輸送および安定性を改善するヘリカルコイルを構築した。
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